RICEFORCE

本当に?私の見た目に黄色信号

その日の英会話教室には、新しい受講生が増えていました。

 

見たところ同年代でしょうか。

 

ネイティブな英語を身につけるため、フリーなスタイルで会話を中心にしながら英会話を学べるこの教室を、私も理恵も気に入っています。

 

少人数制なので、和気あいあいな雰囲気なのも良い教室です。

 

 

Hi!


 

と先生から手招きされ、私たちは空いている席へと腰を下ろしました。

 

 

初めまして。My name is Rie.


 

 

よろしくお願いします。I'm Shiori.


 

英語を交えてあいさつをすると、新しく入ってきた女性も、

 

 

Nice to meet you. My name is Mayumi.


 

とにっこり笑って輪に加わります。

 

そうして今日の教室が終わった後です。

 

英会話教室のあとは、駅ビルにあるカフェでお茶をするのがいつものパターンです。

 

歩いていると、新しく入会した真由美さんも向かう方向が同じようだったので、私たちは仲良くなりたいと声をかけることにしました。

 

 

真由美さん、もし時間平気だったら一緒にコーヒーでも飲みませんか?


 

 

お邪魔しちゃっていいんですか?


 

 

もちろん!せっかく知り合ったんだし。


 

 

じゃあ、是非♪


 

真由美さんは会社の制服のまま、教室に来ていました。

 

 

へぇ、じゃあ、あの会社のコールセンターで働いてるんだ。


 

 

そうなんです。苦情も多くて大変〜。


 

そう言いながらもどこか楽しそうな真由美さんです。

 

 

ところで、真由美さんっていくつなんですか?差し支えなければでいいんですけど…


 

見たところ同世代に見えた彼女に、私は思い切って聞いてみました。

 

 

35ですよ。理恵さんと同じくらいかな。詩織さんは少し年上?


 

軽い口調でそう言われ、私は思わず持っていたマグカップを落としそうになりました。

 

 

年上に見えます?


 

 

なんか落ち着いてるかなって。


 

とそこへ慌てて理恵がフォローに入ります。

 

 

詩織は落ち着いて見えるけど、私の同級生なんだよ。


 

 

そうなんですね。すみません…


 

 

いえいえ。


 

悪気は無さそうな真由美さんですから、笑ってごまかしてはいたものの……心の中は大きなショックでいっぱいです。

 

いつも仲良し幼馴染だった理恵と私の間にまるで溝ができてしまったみたいに。

 

 

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